こんにちは、管理人のEllyです!
今回はエンジンオイルの役割・交換時期・費用についてご紹介します!
「この記事を読めばエンジンオイルの基礎知識は十分」なくらいに詳しく記載しています!
これであなたもエンジンオイルについてアレコレ悩まなくて済みます!
それではいってみましょう!
タップで好きなところから読める目次
エンジンの構造
より理解しやすくなるために、まずはエンジンの構造について軽くおさらいしてみましょう!
<エンジンの構造・仕組み>
①シリンダー内に混合気(ガス燃料が混ざった空気)を吸引
②シリンダー内を密封し、混合気をピストンで圧縮
③圧縮された混合気を爆発させ、エネルギーでを生み出す
④このエネルギーで車を動かす

エンジンオイルの5つの役割
それでは、エンジンオイルにはどういった役割があるのか見ていきましょう!
エンジンオイルには大きく5つの役割があります。
潤滑作用
エンジンの構造でお伝えした通り、車はシリンダー内のピストンが動くことで走っています。
そこで、潤滑剤としてエンジンオイルが必要になってきます。
シリンダーもピストンも金属部品ですから、緩衝材がない状態で高速回転させれば、摩擦抵抗は計り知れません。
エンジンの部品を守るためにエンジンオイルが必要なんですね!
防錆作用
エンジンが稼働すると、エンジン自体の温度が80℃以上にもなります。
そして、外気温との気温差により、エンジン内部は水蒸気が発生しやすくなっているのです。
金属にとって水分は天敵!
そこでエンジンオイルの被膜を作ることで錆を防いでいるのです。
冷却作用
イメージしづらいかもしれませんが、エンジンオイルには冷却効果もあります。
エンジン内部の熱を吸収して、オーバーヒートを防いでいます。
洗浄作用
エンジンが稼働すると内部には燃えカス(スラッジ)などの汚れが生じます。
エンジンオイルはこの汚れを吸収する役割も担っています。
ちなみにエンジン内部にはエンジンオイルだけでは対処できない汚れが残ってしまうときがあります。
この場合は、エンジンフラッシング(エンジン内部の清掃)で対応すると良いでしょう。
密封作用
エンジン内部で効率良くエネルギーを生み出すために、密封は重要な要素となります。
エンジンオイルには、部品同士のわずかな隙間を埋める役割があります。
エンジンオイルを交換しないとどうなる?
次に、エンジンオイルを交換しないと具体的にどんな不具合が起きるのか見ていきましょう。
上記で説明した通り、エンジンオイルの役割から考えていくとわかりやすいですね!
例えば、『燃費の悪化』
これは、主に密封・洗浄効果が薄れていくことで発生します。
エンジンオイルの密封効果がなくなってくれば混合気を爆発させる時にエネルギーが分散してしまいます。
また、洗浄効果が薄れれば、エンジン内部の汚れがエンジンの効率を下げてしまうんですね。
『燃費の悪化』に加えて、『エンジンの故障』にも注意が必要です。
エンジンオイルを使い続けると、元々あった粘度が徐々に失われていきます。
そうすると、潤滑効果が低下し、エンジン内部の摩擦抵抗が大きくなって、部品が傷ついてしまうんですね。
この状態で車を動かし続けると金属部品が耐えられず、エンジンの故障原因になります。
エンジンオイルの交換時期
エンジンオイルの定期的な交換が必要なのはお分かりいただけたかと思います。
それでは、交換時期の目安について見ていきましょう。
<交換時期の目安>
一般的なガソリン車:交換から6か月もしくは走行距離5,000 km
ターボ付きのガソリン車:交換から3か月もしくは走行距離2,500km
ディーゼル車:交換から3か月もしくは走行距離2,500km
こちらはあくまで目安となり、実際には、オイルの種類や普段の使用状況などによって異なります。
特に、シビアコンディション(デコボコ道、砂利道、未舗装路、雪道、山道など)での走行が多い場合は、エンジンオイルの消耗が激しく、交換時期が早まる点に注意しましょう。
エンジンオイルの選び方
エンジンオイルの選び方ですが、メーカー推奨のエンジンオイルを選べば問題ありません。
メーカーが推奨しているスペック以下のエンジンオイルを選ぶとエンジンオイルの効果が薄れてしまうので注意しましょう。
また、エンジンオイルは乗り心地にも影響します。
気になる方は同スペックのもので交換しましょう。
エンジンオイルの交換費用
交換費用ですが、だいたい4,000円~8,000円程度(エンジンオイル本体・交換工賃・オイルフィルター交換)で考えていただければ問題ないでしょう。
ただし、こちらもエンジンオイルのグレード・種類・量などによって異なってきます。
まとめ
エンジンオイルの理解を深めることができたでしょうか?
最後に、今回のおさらいをまとめておきますね!
①エンジンオイルには5つの役割がある(潤滑・防錆・冷却・洗浄・密封)
②定期的に交換しないと燃費の悪化・エンジンの故障などの不具合が生じる
③交換時期の目安は、6ヶ月または走行距離5,000km
④交換時はメーカー推奨のエンジンオイルを選ぶ
⑤費用の目安は、4,000円~8,000円